date:Nov. 1 2023 version:1
数独超難問の解き方(お爺さんのナンプレU)
はじめに
XY wing
X wing
例題解説
超難問演習問題
はじめに
数独超難問の解き方(お爺さんのナンプレU)
このWebsiteは「数独の解き方と解析ソフト(お爺さんのナンプレT)」(以下これを”基礎編”と称します)の上級者用の続編です。上級者向けの内容で、上級技法たるXYウイングとXウイングを中心に解説してあります。初学者の方は以下の基礎編のWebsiteを参照してください。技法名や座標等の表示方法や使い方は、全て基礎編と同様になっております。
基礎編 ↓
数独の解き方と解析ソフト
(注1)表示と印刷
このWebsiteは横幅が大きいので、PC等の設定で右側が見えない場合があります。その場合には、@Ctrl キーを押しながら - キーを押す、又はA表示ズームで調整してください。また、印刷時には必要に応じ縮小して印刷してください。
←表示調整(例:80%に表示縮小)
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(注2)マスとエリアの表示法
はじめに
1.数独解析法
数独を解析するには次の2つの方法があります。本Websiteでは1)の方法で超難問を解析します。
1)論理的/理詰め
数独解き方の本流、王道です。Logical(論理的)に1つ1つマスを埋めていきます。このWebsiteでは、数独ルールの論理で解析できる簡単な問題を初級編、数字精査が必要な問題を中級編、難問・超難問に対する高度なテクニックを要する上級編までの3段階に区分しています。
2)仮定法/仮置き
どうしても論理的に解けない場合、あるマスの数字を仮定して(IF・・・)解いていきます。矛盾が発生した場合には、仮定が誤りですから他の可能性のある数字で解いていきます。仮定法を使えば、時間はかかりますが必ず数独は解けます。この作業は”肉体労働”で”頭脳労働”ではありません。この方法は原則として”禁じ手”で最後の最後、超難問を解く時の伝家の宝刀として普段は使用しません。
2.解析手順
数独の解析手順は次の技法名の通りです。各技法の詳細は基礎編を参照してください。
初級は数記入必要もなく、簡単な技法でスマホを使いながら電車の中でもできるレベルで、難易度も1〜2レベルです。
中級になると空きマスに可能性のある数字を入れ、ある程度の精査が必要で、難易度も3レベルになります。
上級になるとかなりのテクニックが必要で難易度は4〜5レベルになります。このWebsiteでは上級に焦点を当てて解説してあります。
3.評価
初級から上級までの解析手順を評価すると、初級から中級まではその技法の理解をするすれば、比較的簡単に誰でもマスターし使用することができます。難易度3まではやり方を理解すれば、誰でも簡単に実戦で使えます。中級の代表的技法の1つが中技法2の「2/3/4国同盟」です。例題1では3国同盟が、6欄(49-489-489)と上右のCエリア(47-57-457の)2か所あります。3国同盟により6欄とCエリア内の可能性のある数字が少なくなり、それ以降の解析が容易になります。
【例題1】
【数記入】 【3国同盟】 【解答】
中級の代表的技法の2つ目が中技3/4の「2/3マス予約」です。例題2では、4欄に2-5-9がb列に同じく2-5-9があり、結果として上中のBエリアの5a,6a,6cは2-5-9になり、6bは4に決定します。このように中級の技法は解析時に簡単に見つかり適用できます。
【例題2】
【数記入】 【3国同盟】 【解答】
上級になり難易度が4〜5になりますとテクニックと忍耐が必要になり、特に XY ウイング(XYwing)と X ウイング(Xwing)はかなりの経験が必要となります。従いましてこのウェブサイトでは XYウイングと Xウイングに焦点を当てて解説することとしました。両ウイングを自由に駆使出来れば、市販されている多くの「超難問ナンプレ問題集」を論理的に解くことができ、腕前もマニア級になります。要すれば数独の超難問をスムーズに解き、マニア級の腕前にはXYとXウングの完全マスターが必須条件です。
上級技法のXYウイングやXウイングの技法の特色は、「他のエリアのマスを使って特定のマスの特定の数字が入らないこと」を見つけ出すことです。
4.解析ソフト
このWebsiteで提供している解析ソフトは以下の3種類ありますが、解説では「2)VBAを使用した解析ソフト(Ver:2)」を使用しています。詳細は基礎編を参照してください。
1)VBAを使用した解析ソフト(Ver:1):
我々が使用する解析手順プロセスをプログラムしたものです。解析時間はかかりますが、人と同じプロセスですので問題の難易度も測定できます。初学者には適したソフトです。
downloadはここから出来ます↓。
お爺さんのナンプレ(V1)
2)VBAを使用した解析ソフト(Ver:2):
VBAを使用した最初の解析ソフトV1(Ver:1)から、改良したV2(Ver:2)を作成しました。相違点は以下の通りです。
V2では高速になり、問題と解答は別表示になりましたので見やすくなりました。解析能力は100%で、全ての問題が解けるはずです。解析法をV1の”人と同じ思考プロセス”から”バックトラック方式”にしましたので、レベル判定が不可能になりました。従いましてレベル判定したい時のみV1を使い、それ以外は新しいV2を使うことをお勧めいたします。
downloadはここから出来ます↓。
お爺さんのナンプレ(V2)
3)Pythonを使用した解析ソフト
数独の問題を入力すれば、瞬時に解答できるソルバー(Pythonによるナンプレ解析ソフト)です。自動的にバックアップファイルが作成され、必要に応じ印刷も可能です。Zip形式を解凍後は、.exeファイル形式ですのでPython環境のないWindows PCで動作しますし、ExcelをインストしていないPC等でも動作するのが特徴です。詳細は基礎編を参照してください。
*Python版とVBA版の比較は次の通りです。
downloadはここから出来ます↓。
Python数独解析ソフト
■ 3種の数独解析ソフトと世界一難しい数独の解析 ■
お爺さんのナンプレ提供の3種の数独解析ソフトで、「世界一難しい数独」と称される問題を解析してみました。
【お爺さんのナンプレ(V1)】 【お爺さんのナンプレ(V2)】 【お爺さんのナンプレ(Python版)】
⇒解析速度はVBA V2が最も早く、0.10秒、次がPython版で0.22秒、最も遅いのはVBA V1で7.72秒(人だと2週間?)。
【筆者紹介】
古希を過ぎてから脳トレの一環としてナンプレを始め、未だ『ナンプレ学』を修行中です。解析ソフト作成のためVBA/Pythonを学び、艱難辛苦のすえVBAによる”お爺さんのナンプレ解析ソフト”を、さらにPythonによる解析ソフトも完成させました。その後、上級者用のためにこのWebsiteをupしました。
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